できもの外来/ほくろ・いぼ・しこり

ほくろ

ほくろの診断

当院を来院される方の中でも、ほくろで受診される方は多くいらっしゃいます。

ほくろは、お腹の中にいる胎生期に、神経に色を作る細胞になりきれなかった細胞が母斑(ぼはん)になると考えられています。褐色や黒褐色のものが多く、平らなものや隆起しているものなど、大きさや形状は様々です。

母斑のほとんどが良性ですが、ごく稀に悪性黒色腫と呼ばれる悪性のものがあります。

ダーモスコピーによるほくろの診断

ほくろの良性/悪性は、ダーモスコピーという特殊な拡大鏡で観察をして判断をします。

良性との判断が困難な場合は、局所麻酔下での手術を行い、病理検査を推奨しております。確定診断を行うためには、病理検査で細胞レベルでの検査を行う必要があります。「最近大きくなってきて不安なので詳しく調べてほしい」とご来院されて、病理検査へ提出した結果、悪性だったというケースも少なくありません。また、もともと存在していた母斑でも悪性に変化することがあります。とくに足の裏などに生じやすく、その場合は切除をご提案しております。

いぼ・水いぼ

いぼについて

いぼは、ウイルス感染により皮膚が小さく隆起する皮膚疾患です。最も多いのはヒトパピローマウイルス感染によるもので、ウイルス性疣贅といい、治療をしても再発する可能性があります。良性腫瘍ですが、稀にがんに関係するものもあります。

種類・症状・原因

ウイルス性疣贅には様々な種類があります。

尋常性疣贅

ウイルスが感染によるいぼで、皮膚の小さな傷ができやすい手足によく発生します。子供にも多くみられます。
表面が硬くざらざらとした突起状のいぼです。また、加齢により発生する老人性疣贅もあります。

一般的な治療法として液体窒素凍結凝固法を行います。

青年性扁平疣贅

若い女性に多くみられ、顔やおでこにできやすく、皮膚の隆起はなく、表面は滑らかです。

足底疣贅

ヒトパピローマウイルス感染により生じます。足の裏にできるいぼで、皮膚がやや隆起し、表面は硬く白っぽくざらついています。

脂漏性角化症(老人性疣贅)

ウイルス性ではなく、加齢で生じるいぼで、老化現象のひとつです。黒褐色でプツプツとやや突起しています。

診断と検査

ウイルス性は、人へ感染したり症状が広がることがあります。脂漏性角化症では感染の心配はありませんが、悪性の皮膚がんの可能性も懸念されます。視診をおこない、ウイルス性か角化症かの区別が付きにくい場合は、病理検査を行うことがあります。日常生活での注意点なども異なってくるため鑑別診断は必要となります。

治療方法

いぼが、手や足の裏に生じた場合は治りにくく、他の場所へ広がることがあります。また、ウイルス性は他人へ感染してしまうこともあるため治療が必要です。

一般的な治療法は、液体窒素凍結凝固法です。いぼを凍結させ、表面を壊死させ、しこりの芯を押し上げ縮小させていきます。一度の治療では取りきれないため、何度か通院して頂く必要があります。数週間で終了する方や、数ヶ月を要する方もいます。

いぼは命に関わる病気ではありませんが、顔や手足など、見た目や日常生活で気になることがあります。液体窒素療法、CO2レーザーなど適した治療法をご提案いたしますのでお気軽にご相談ください。

水いぼについて

しこり

脂肪腫と粉瘤

皮膚の下に袋状の構造物ができ、皮脂や垢などの老廃物が袋の中に蓄積されてできる良性の腫瘍です。動かそうとすると皮膚と一緒に動くのが特徴で放置をすると悪臭がします。

また、破裂し化膿することもあるため、小さいうちに治療をしておきましょう。

内容物を押し出す治療法が一般的ですが、袋が残っていると再発する可能性があります。

皮膚悪性腫瘍

皮膚悪性腫瘍(皮膚がん)は、一見、ほくろやイボと区別が付きにくいものがあります。

【悪性が疑われるもの】

・イボが大きくなってきた

・いびつな形状

・周囲との境界が不鮮明

・出血がある

・ジクジクした汁が出る

・爪に黒いスジがある

・なかなか治らない傷のようなものができた

など。

皮膚悪性腫瘍の代表的な疾患として下記のものがあります。

・悪性黒色腫

・基底細胞癌

・扁平上皮癌

・日光角化症

・ボーエン氏病

・乳房外ページェット病

などがあります。ガイドラインに沿って切除範囲を決めます。

皮下腫瘍・軟部腫瘍など皮膚の下にできる腫瘍にも、悪性のものがあり、腫瘍が急速に大きくなるものは悪性が疑われます。

皮膚悪性腫瘍は、完全に切除をすれば完治することがほとんどなので、

痛みなどの自覚症状がないからと、自己判断で放置せず、気になるしこりがある方は早めにご相談ください。

検査

拡大鏡を用いて観察を行い、悪性が疑われる場合は一部を採取し細胞検査を行います。

または、全部を切除する手術を検討します。

治療

顔にできた皮膚がんの場合、傷跡が残るのではと不安に思われる方が多くいらっしゃいます。当院では、傷跡のなるべく目立たない縫合方法を取り入れております。

腫瘍が小さい場合は、局所麻酔を行い数分で切除は終わります。

摘出した腫瘍は病理検査へ提出し、悪性であるかを細胞レベルで検査します。

1週間ほどで検査結果が出ます。

組織欠損部が広範囲に及んだ場合は、植皮や皮弁での再建術を行います。

欠損が皮膚のみの場合は、植皮術を行います。

また、機能再建を目的とする皮弁術は、皮下脂肪、筋膜、骨など深部組織を含めて移植します。

リンパ節への転移が疑われる場合は、センチネルリンパ節検査を行いながらの手術を検討します。

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